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「裁量労働制」とは?フレックス制度と何が違うの?

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2023.11.21

「裁量労働制」とは?フレックス制度と何が違うの?

「裁量労働制」とは?フレックス制度と何が違うの?

転職活動の時に『裁量労働制』という言葉を聞いたことがありますか?

労働時間と賃金に関する制度のひとつですが、
簡単に説明すると、
「企業と労働者が決めた時間を実際に働いた時間とみなし、
その時間分の賃金を支払う」
という制度です。
この説明だけだと、
まだよくわからないですよね。

実は少し複雑な制度で、
よく「フレックスタイム制度」と
間違えてしまうことも多いのです。

今回は『裁量労働制』とは何か?
フレックスタイム制度との違いについても
ご説明していきます💡

裁量労働制とは?

「みなし労働時間」を企業と労働者の間で設定し、
実際の労働時間に関係なく、
みなし労働時間分の賃金が支払われる制度です。

例えば、、、
「みなし労働時間が8時間/日」と定められていた場合、
実際に働いた時間が1日1時間でも10時間でも、
「8時間分の賃金が発生する」
ということです。

どんな職種に多い?

「裁量労働制」は、
全ての職種で適用される制度ではありません。

厚生労働省は、
「業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務」
のある職種を対象としており、
エンジニアやプログラマー、建築士、人事などが対象の職種となっています。

このような職種は、
働いた時間だけでは評価が難しく、
業務遂行の度合いは労働者の裁量によってかなり左右されるため
このようなシステムになっていることがあります。

フレックスタイム制度と何が違う?

そもそもフレックスタイム制度とは、
一定期間内であらかじめ定められた
「総労働時間」の範囲内で、
労働者が1日の始業、終業時刻や労働時間を
決めることができる制度です。

裁量制労働制との違いは、
「所定労働時間とそれを生産する期間を定める点」、
「コアタイムを設定できる点」
となっています。

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労働者からすると、
自分のペースで働くことができる反面、
スキルや経験が不十分な方や自己管理が苦手な方は
「こんなにたくさんの時間働いているのに給料が全く上がっていない」
とかえって損をしてしまう可能性があります。

企業側が何を求めているか、
それが自分の経験やスキルに合っているか、
自分の理想としている働き方ができるのかを
しっかり考えて企業選びをしましょう!!!

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