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『離職率』とは?離職率が高い企業の特徴とは?
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2024.06.27
『離職率』とは?離職率が高い企業の特徴とは?
転職をするなら「良い会社で長く働きたい」
誰もがそう考えますよね。
その時にぜひチェックしていただきたいのが『離職率』。
今回は転職時に気にしてほしい
『離職率』についてご説明していきます!
離職率とは?
その企業でどれくらいの従業員が辞めているのかの割合を示すもの。
入社1年以内や3年以内などの短い期間のうちに
退職した人の割合を指すことが一般的です。
◎計算方法
離職率(%) = 離職者数÷1月1日現在の常用労働者×100
離職率が高い=悪い企業とは限らない!?
離職率が高いことは良くないという認識がありますが、
一概にそうとは言えません。
離職率を上げる要因には、不可避なものや確率的な側面をもつ場合もあります。
例えば、採用人数が非常に少ない企業であれば、
1人の退職が離職率に大きな影響を及ぼします。
10人の採用者のうちから1人退職すると離職率は10%ですが、
2人のうちから1人退職すると50%と計算されてしまいます。
このように、母数である採用人数には企業ごとのばらつきがありますので、
必ずしも離職率だけで対等に比較できるわけではないため、注意が必要です。
また、逆のパターンもあります。
離職率の低い企業の中には、
従業員が転職活動をする余力もないほど仕事に忙殺されている、
いわゆる長時間の労働搾取企業(ブラック企業)のような企業も少なからず存在しています。
もちろんこうした企業は、
従業員満足度が高いことから離職率が低くなっているわけではありません。
むしろ、従業員の満足度はとても低く、
業績も上がりにくい構造が常態化しています。
離職率が高い企業の特徴
①長時間労働が多くなっている
長時間労働や残業が多いことにより、
社員がストレスを感じ離職してしまうケースが多々あります。
業務量が増えると、ワーク・ライフ・バランスが取りづらくなり、
心身の不調やストレスの原因になってしまいます。
②人事評価制度が整っていない
離職率が高い企業の特徴として、
人事評価制度に問題を抱えている場合があります。
評価基準が明確でなかったり、
そもそも基準が公表されていなかったりすると、
不公平感や不満が生じて離職につながりやすくなります。
③社員のモチベーションが低下している
転職が当たり前の時代になりつつある昨今において、
社員が自分の仕事にやりがいを感じて
「この会社で働きたい」と思わせることができなければ
人材の流出は防げません。
そうならないためには、
企業理念やビジョンの浸透を図り、
定期的な面談を設けてコミュニケーションを取るなど、
社員のモチベーションを高める取り組みが大切です。
これらを改善するには、
職場環境を整えることから始め、
社員のキャリア形成を支援したり、
透明性のある人事評価制度にすることが必要です。
離職率の高い企業は、
企業イメージが悪くなるだけでなく、
最悪の場合業績悪化を招く原因にもなりえます。
そうならないためにも、
企業は社員が抱える不安や不満、
悩みなどをいち早くキャッチしてフォローすることが大切と言えるでしょう!